
2025年Q2のSolanaは、市場全体の取引量低下という逆風のなかでも、DeFi・RWA・ステーキング・インフラといった基盤領域で大きな進展を遂げた。Messariの最新レポートから、主要ポイントをピックアップ👇
引用元フルレポート:https://messari.io/report/state-of-solana-q2-2025
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第二四半期でTVL(総ロックドバリュー)が30%増の86億ドルに到達。(約1.27兆円)
市場全体が落ち込む中でも、Solana DeFiは堅調な成長を示した。特にKaminoの安定した拡大は、Solana上の金利・担保市場の中核として定着しつつあることを示している。

スポットDEXの平均日次取引量は45%減の25億ドルと大幅に縮小。(約3,700億円)
Raydium、Orcaといった既存勢は取引量が減少。
一方でPumpFunは+124%増と急成長。(約800億円)
伝統的な流動性プールモデルに停滞が見える一方で、新しいユーザー体験を提供するプロトコルが注目を集めていることを示している。

App RCR(収益捕捉率)は211%に上昇。
これは「アプリ収益がトランザクション手数料を大きく上回る」ことを意味する。
Solanaは高速・低コストなL1にとどまらず、「アプリそのものが持続的に稼げる土壌」としての特徴を強めている証拠だ。

ステーブルコインの時価総額は103億ドル(約1.52兆円、–17%)
大手のシェアが減る一方、新興ステーブルの存在感が拡大。流動性の多様化が進んでいる。

RWA総額は3.91億ドル(約580億円、+124% YTD)
OndoのUSDY/OUSGがリード。他にも不動産や信用資産トークンが伸びつつある。
この分野は「規制適合性」「グローバルな分散化」との親和性が高く、SolanaはRWAトークン化の有力なプラットフォームに育ちつつあることを示している。

リキッドステーキング率は12.2%(前期10.4%)。
ステーキング資産のDeFi担保利用が増加。ETHと同様に、リキッドステーキングはSolana経済圏の重要基盤に。

NFT取引額は–46%減で減少傾向。(約1.45億円)
一方で、ゲームやDePIN関連の取り組みが拡大:
NFTは「投機的PFP」から「ユースケース型」へと移行が進んでいる。


ユーザーコストは下がり続けながら、利用環境は進歩。開発者にとって最も効率的なインフラ環境となりつつある。

ステーク総額は600億ドル(約8.9兆円、+25%)
ネットワークの安全性と信頼性が一層強化された。
アップグレード「Alpenglow」により、トランザクションの確定時間が12.8秒 → 0.1〜0.15秒へ短縮予定。
Web2水準に迫るレスポンスを実現し、UXが大幅に改善予定。

2025年Q2は、取引量やNFT市場の短期的な落ち込みが目立った。
しかし同時に、
といった「中長期的な基盤強化」が進んだ四半期に。
Solanaは「投機市場」から「持続可能なアプリと資産トークン化のプラットフォーム」へ進化している。