Solana上のBitcoin供給量が最多記録ー$1B(1460億円)を突破へ

Solanaで繁栄するBTC、ついに供給量が過去最多記録ー$1B(1460億円)を突破した。

なぜSolanaで?その理由に迫る。

2025年はSolanaにおけるBitcoin躍進の年

Zeus Networkの「オンチェーン・ビットコイン経済レポート」によると、2025年は複数のブロックチェーンでBTCが大きく増加。 SolanaはBase、Stacksに次ぐ3番目の成長率を記録。前年比で76.56%増加した。また2024年8月時点で2種類(WBTCとtBTC)しかなかったSolana上のBTCトークンは、2025年8月には8種類に増加。

現在はSolana上で以下のBTCが稼働している。

  • zBTC
  • cbBTC
  • tBTC
  • wBTC
  • xBTC
  • fragBTC
  • zenBTC
  • 21BTC

主要プロジェクトとBTCの関わり

SolanaのBTC繁栄を語る上で欠かせないのが、処理速度、低コストといったSolanaの特徴に加え、cbBTCなど他チェーン発のBTC資産であっても、様々なアプリ間でシームレスな相互利用を可能としているエコシステムの働きが大きい。

現在SolanaでBTCに対応するプロジェクトは、

  • DEX4件
  • DeFiプロトコル12件
  • インフラ4件
  • DAO1件

包括的なBTCエコシステムが形成されつつある。

懸念点と課題

一方で良い話ばかりでなく、もちろんリスクが混在しているのも事実だ。主に以下の懸念点や課題があげられている。

  • ブリッジリスク:過去のクロスチェーンハッキング事例が示すように、BTCを他チェーンに移す仕組みには依然としてセキュリティ上の脆弱性が存在する。
  • 資産の信頼性:各BTCトークンの裏付けやペッグ維持メカニズムが異なるため、透明性と監査が不可欠。
  • 規制動向:金融商品としてのBTC利活用が広がれば、各国規制当局の注視対象になりうる点も無視できない。

今後の見通し

BTCをただホールドするだけでなく、「収益を生む資産」に変える流れはもはや不可逆。その波の最前線にSolanaがあるのは、性能面とエコシステム面での優位性、そして多様な BTCを取り込む柔軟な環境が揃っているからだ。Solanaは「BTC運用の中心地」として確固たる地位を築くために前進している。

引用元:Onchain Bitcoin Economy Report 2025