Anzaが解説:Solana開発の要、Compute Unitと手数料のリアルな仕組み

なぜCompute Unitの理解が、コストとスピードを左右するのか?

Solanaは「高速・低コスト」が特徴のブロックチェーン。でも、開発者としてその仕組みをきちんと理解していないと、

  • 「思ったよりトランザクションが通らない…」
  • 「なぜか手数料が高くなっている…」

といったトラブルにつながることも。

この記事では、Solanaの開発者が知っておくべき「Compute Units(CU)」と手数料の仕組みを解説します。

Compute Units(CU)ってなに?

まず前提として、Solanaでは各トランザクションがどれくらいリソース(計算力)を使うかを、CU(Compute Unit)という単位で表します。

これは、イーサリアムでいう「Gas(ガス)」のようなもので、どれだけ処理が重いかを数値化したもの。

  • デフォルトの上限は 200,000CU
  • 高度な取引では 最大1,400,000CU まで引き上げ可能

ポイント:実際に使ったCUではなく、”申請したCUの分だけ” 料金がかかる!

CUをどう設定すればいいの?

Solanaには、CUをコントロールする2つの重要な設定があります。

① SetComputeUnitLimit

「このトランザクションでは○○CUまで使います」と宣言するもの。
実際より少ないとエラー、多すぎると無駄に高くなるので、適切な余裕(+10%くらい)を持って設定するのがベストです。

② SetComputeUnitPrice

「このCUあたりに○○ラミナ(手数料)払います」という優先度設定。
高く設定すれば混雑時でも早く処理されやすくなり、スピード勝負のシーン(NFTミント、MEV、アービトラージなど)で必須。

最近の改善:ブロック全体のCU上限がアップ!

2025年7月、Solanaのネットワークでは1ブロックあたりのCU上限が50M → 60Mへ増加しました(SIMD-0256の実装)。

これにより、

  • トランザクションの通りやすさが改善
  • 高負荷時の混雑が軽減
  • 手数料もより安定

さらにAnzaは、CU使用効率を高める新しい手法も導入中。

開発者向けTips:CUの最適化でコストと成功率を改善!

  • CU使用量のシミュレーションをしてから本番に出そう(Explorerやツールで確認可能)
  • 不要なログ出力や無駄な計算処理を削減すれば、CU節約に
  • setLoadedAccountsDataSizeLimitという新オプションも使えば、CU消費を減らしつつ優先度を高められる

まとめ:CUを制する者がSolanaを制す!

  • CUはSolanaのガス代の元:計算コストや手数料はここで決まる
  • 適切なCU設定で取引成功率UP:少なすぎても多すぎてもNG
  • 高速処理には優先度の指定がカギ:Priceを上げれば早く通る
  • ブロック容量UPで今後もっと使いやすく:ネットワーク改善は進行中

Solanaで快適なアプリ体験をつくるには、CUの考え方をちゃんと理解することが大切。
「なんとなく動いたからOK」ではなく、コストとUXのバランスを意識した設計をすることが重要だ。

引用元:https://www.anza.xyz/blog/why-solana-transaction-costs-and-compute-units-matter-for-developers