8/18 SuperTokyo登壇企業 – Orca

このシリーズでは、「私のソラナ初体験 (My First Solana Experience)」をテーマに8月18日に開催されるカンファレンス「Super Tokyo」に参加する企業やプロジェクトの紹介をしていきます。今回はOrca(オルカ)をご紹介します。

Orcaとは何か?

Orcaは、Solanaで仮想通貨を簡単に取引できる場所です。下記2つの特徴があります。

  • 安くて速い取引:Orcaでは、仮想通貨を安い手数料で素早く取引できます。「フェアプライスインジケーター」という機能があるので、適正な価格で取引できるようにサポートしてくれます。
  • 流動性の提供:流動性を提供する(自分の仮想通貨をOrca上の特定のプールに預ける)ことで、取引手数料やキャンペーン(リワード)を通じて新しく発行されたトークンをゲットできます。また、流動性プールは誰でも作成することが可能です。

DEX(分散型取引所)には2つのタイプがあります。

  1. オーダーブック型:売りたい人と買いたい人をマッチングして取引します。普通の株式取引所のような仕組みです。
  2. AMM型(自動マーケットメイカー):他のユーザーと直接取引するのではなく、トークンのプールと取引します。OrcaはこのAMM型を採用しています。

AMM型は設計がシンプルで且つ柔軟なので、株式などではオーダーブック型が主流ですが、ブロックチェーン上ではAMM型が取引量シェアをほとんど占めています。

Orcaを支えるWhirlpools

Whirlpoolsは、Orcaの特別な流動性プールです。ここでは、仮想通貨をOrcaに預ける人が取引手数料や新しく発行されるトークンを従来のAMMより更に効率よく運用できますます。具体的には、以下のような特徴があります。

  • 集中流動性とレバレッジ:流動性提供者は、自分の仮想通貨をどの価格範囲で提供するかを細かく設定できます。この範囲が狭く、現在のトークン価格に近いほど、より効率的に多くの手数料やインセンティブをもらえます。
  • ディバージェンスロス(インパーマネントロス):これは、一時的な損失のことで、価格が大きく変動するときに発生するリスクです。狭い価格範囲を設定すると、このリスクが高くなります。

簡単に言うと、Orcaは仮想通貨を簡単に取引できる場所で、流動性を提供すると手数料や追加の報酬がもらえる仕組みがあります。そして、Whirlpoolsではもっと細かく設定して、より多くの報酬を狙うことができますが、その分リスクもあります。

Orcaの重要な特徴の一つとして、ORCAという独自トークンを発行しています。
他の分散型取引所(DEX)と同様に、取引プールに流動性を提供するイールドファーミング(流動性マイニング)によって、報酬としてOrcaトークンを得ることができます。

さらに、このORCAトークンはOrca DAOの意思決定に参加できるガバナンストークンの役割も持っています。そのため、Orcaのガバナンスに何かしらの形で関わりたい人は、流動性提供を通じて得たORCAトークンを保有してDAOの投票に参加することも可能です

本記事はこちらのサイトを参考に記載しています。