このシリーズでは、「私のソラナ初体験 (My First Solana Experience)」をテーマに8月18日に開催されるカンファレンス「Sに参加する企業やプロジェクトの紹介をしていきます。今回は Jito をご紹介します。
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Jitoは、リキッドステーキングという仕組みを提供します。リキッドステーキングは、ユーザーが暗号資産を預ける(これをステーキングといいます)代わりに、預り証のような形で新しいトークンを受け取る、流動性をもたせたステーキングのことをいいます。これにより通常のステーキングと比較して資本効率を高めることが可能になります。具体的には、ユーザーがSolanaの暗号資産であるSOLをJitoに預けると、JitoSOLという新しいトークンがもらえます。
このJitoSOLを持っていることで、MEV(Maximal Extractable Value)リワードという報酬を受け取ることができます。MEVリワードは、ブロックチェーン上での取引の優先順位を利用して得られる追加の利益です。要するに、JitoSOLを持っていると、通常のステーキング利回りに加えて、ブロックチェーン上で発生する取引の利益の一部が還元される仕組みです。また8月4日現在、Jitoに預けられたSOLは$1.7bになっています。
まとめると、JitoはSOLを預けることで、JitoSOLという新しいトークンを手に入れ、そのトークンを持っているだけで追加の報酬をもらえる便利なサービスです。
Jito Labsは、Solanaのブロックチェーンネットワークをより便利に、効率的にするために働いています。特にMEVインフラに注力しています。
MEVインフラというのは、ブロックチェーン上での取引の効率を上げるための技術や仕組みのことです。ブロックチェーンでは、たくさんの取引が同時に行われるので、その順番や処理方法によって得られる利益が変わってきます。Jito Labsは、この取引を効率的に処理するオープンソースのクライアントを作り、これをバリデーターが使用することでできるだけ多くの利益(MEVリワード)をバリデーターとJitoSOL保有者に還元させる仕組みを作っています。
Jito Labsの目標は次の3つです。
簡単に言うと、JITO LabsはSolanaネットワークをもっと便利で公平にし、みんながより多くの利益を得られるようにするために頑張っています。
これらの情報は、JTOを使ったり取引したりする際に知っておくと便利です。
本記事はこちらのサイトを参考に記載しています。