8/18のSuper Tokyo 登壇企業 – Circle

このシリーズでは、「私のソラナ初体験 (My First Solana Experience)」をテーマに8月18日に開催されるカンファレンス「Super Tokyo」に参加する企業やプロジェクトの紹介をしていきます。今回はCircle(サークル)をご紹介します。

Circleが提供するUSDCとは?

Circleは、USDC(USD Coin)という安定したデジタル通貨を提供しており、その主な機能と特徴を以下で詳しく説明します。

完全担保付きデジタルドル

  • USDCの特徴:USDCは1:1でアメリカドルに交換可能なデジタル通貨です。これは、常に同じ価値を持つことを意味し、価格の変動がないため安定しています。
  • 規制と準備金:USDCは規制された通貨であり、準備金は信頼できる金融機関に保管されています。毎月、Circleは準備金の報告書を公開し、透明性を確保しています。

高速性

  • ブロックチェーン技術の利用:USDCはブロックチェーン技術を活用しているため、従来の金融システムよりも迅速かつ低コストで取引が行えます。
  • 迅速な取引:USDCの取引は数秒で完了し、24時間365日いつでも利用可能です。これにより、金融市場のニーズに迅速に対応できます。

安定性と規制

  • 規制された金融機関:USDCの準備金は、規制を受けた信頼できる金融機関に保管されています。このため、USDCは安定した価値を持ち続けることができます。
  • 月次報告:Circleは毎月、準備金の状況を公開し、透明性を確保しています。これにより、利用者はUSDCが常に1:1でアメリカドルに交換可能であることを確認できます。

即時決済

  • 即時決済のメリット:USDCの取引は数秒で完了し、世界中で24時間365日利用可能です。これにより、従来の決済システムと比べて大幅に迅速です。
  • 従来のシステムとの比較:伝統的な決済システムでは、決済に数日かかり、営業時間外や週末、祝日には取引が停止します。USDCはこれらの制約を克服します。

低コスト

  • 低コストの送金:USDCを使った国際送金は、手数料が1セント未満で済みます。これは、複数の仲介業者を経由する従来の送金方法に比べて非常に安価です。
  • 追加コストの排除:従来の国際送金では、複数の仲介業者が関与し、それぞれが手数料を課します。USDCはこのプロセスを簡略化し、コストを削減します。

オープンでグローバルなアクセス

  • グローバルな利用:インターネット接続とデジタルウォレットがあれば、誰でもUSDCを送受信できます。これは、銀行口座や特定のアプリが必要な従来のシステムと異なります。
  • 広範な利用可能性:USDCは、人気のある取引所やプロトコルで広く利用可能で、多くの開発者がUSDCを活用したアプリケーションを開発しています。

広範な利用

  • 取引所での利用:USDCは、Coinbase、Crypto.com、Kraken、OKXなどの主要な仮想通貨取引所で取引可能です。
  • 開発者の活用:多くの開発者がUSDCを活用したアプリケーションを構築しており、金融製品やサービスのユーティリティが高まっています。

ドルの安定性とグローバルなリーチ

  • グローバルな金融サービス:USDCは、企業が支払いの接続性を提供し、ドルに裏付けされた金融サービスを世界中のより多くの人々に提供することを可能にします。
  • クロスボーダー決済:USDCを使えば、国際送金を迅速かつ低コストで行うことができ、数秒で決済が完了します。

信頼の強化

  • 透明性の確保:Circleの準備金構成と月次報告は公開されており、USDCが常に1:1でアメリカドルに交換可能であることを保証します。
  • 準備金の管理:準備金は一流の金融機関に保管され、流動性が確保されています。

USDCの具体的な利用シーン

  • 給与支払い:国際的な企業が従業員にUSDCで給与を支払うことで、迅速かつ低コストでの支払いが可能になります。
  • 国際送金:海外に住む家族や友人にUSDCを送金することで、手数料を抑えて迅速に送金できます。
  • P2P(個人間)決済:個人間での支払いにUSDCを使うことで、手数料を抑えつつ、即時に取引を完了できます。

USDCは、Algorand、Arbitrum、Avalanche、Base、Celo、Ethereum、Flow、Hedera、NEAR、Noble、OP Mainnet、Polkadot、Polygon PoS、Solana、Stellar、ZKsyncの16のブロックチェーンネットワークでネイティブにサポートされています。

また、USDCはサードパーティのブリッジを利用することで、これらのネットワーク以外の新しいブロックチェーンにも対応しています。ブリッジを使用することで、USDCが他のブロックチェーンに移動可能となり、USDC.eのようなブリッジされた形式が作成されます。例えば、EthereumからSolanaにUSDCを移動する際にブリッジを使うことができます。これにより、USDCはより多くの場所で利用可能になります。

CircleのUSDCは、迅速、低コスト、そして信頼性の高いデジタルドルとして、グローバルな金融取引を大幅に改善しています。

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